よく、「一日駅長」とか「一日消防署長」等とタレントや有名人がテレビでやっていますが、それの後見人版です。後見制度は登録手続きが面倒で費用も時間もかかるので、必要なときだけ弁護士を利用してください。たとえばこんなときに「一日後見人」を使ってみてください(注:ここでいう「後見人」とは、法令上の財産管理・療養看護権を有する後見人とは異なり、いわゆるアドバイザーとしての後見人を指しており、「一日後見人」が公的な制度として存在するものではありません。)。
大事な契約のときに相談できる相手がいない!
印鑑を押すというのは、誰だっていつだって勇気の要るもの。不動産売買のように扱う額が大きかったり、保険等のように契約内容が形の無いものだったり、初めての契約だったりすればなおさらです。
担当の人から十分説明は聞いて、内容は一応理解したつもりだけど…家族も周りもこの契約を勧めるけど…それでも何かがひっかかる。担当者の説明は早口だし、約款は横文字ばっかりでよくわからないし、今回はやめておいた方がいいような気がする。しかし契約日はもう迫っており、明後日には担当者がうちに来る。そのとき「やっぱりやめます」と言ったら相手はどんな顔をするだろうか。せっかく何度も足を運んでくれたのだし、その労に報いるべきなのだろうか…
一日後見人の出番です!
まずはお電話下さい。時間がなければ契約書をファクスで送って下さい。弁護士が契約書の中味をチェックして、分かりやすくご説明します。疑問点や不安な点をお話ください。
「内容はよく分かった。手元の契約書の通りなら契約しようと思う。それでも大きい契約なので、当日一人で臨むのは不安」、という方は…
契約の場に立ち会います!
弁護士が契約の場に立ち会うだけで、状況はずいぶん変わるのではないかと考えています。相手には知られないように会話の内容を録音してもいいですし、相手方にとっては第三者でありかつ法律の専門家に見られているとなれば、契約当日に変な文言を追加する等の行為はできませんし、迂闊なことは言えません。気になることがあればその場でじっくり質問することもできるでしょう。
その契約が無事終了すれば、一日後見の役目は終わりです。契約は、してしまってからでは遅いということが往々にしてありますから、悔いの残らないよう準備が大切ですね。